- EV2-30 77-3319 - ENGLISH R1.1.xlsx [ Japanese ]
保守マニュアル
JP
EV2-30
• 104226 - 欧州モデル
• 104222 - 日本モデル
重要!取り扱いには十分にご注意ください。
操作担当者および保守担当者は、本マニュアルを読み、理解した上でご利用ください。
本マニュアルの追加のコピーが必要な場合には、
最寄のBinks代理店までお問い合わせください。
本製品をお使いになる前に、すべての取扱指示をお読みください。
http://www.carlisleft.com/
http://www.carlisleft.com/
77-3319 R1.4 2
本部品シートにおいて、「警告」、「注意」、「注記」は、以下の安全上の注意事項を強調するために使用されて JP
います。
警告 注意 注記
重症、死亡、または重大な物的損害に
つながる危険な行為です。
軽傷、製品の破損または物的損害につ
ながる危険な行為です。
設置、操作、もしくはメンテナンスに
関する重要な情報。
警告
本装置を使用する前に、以下の注意事項をお読みください。
本マニュアルをお読みください。
組み立てた製品を操作する前に、本操作マニュアルに記載
されている安全、操作、メンテナンスに関する情報すべて
に目を通し、理解してください。
圧力を解放する方法。
必ず操作の取扱説明書に記載の圧力解
放手順に従ってください。
自動装置。
自動装置は、警告なしに突然作動する
ことがあります。
保護メガネを着用してください。
目に重症を負う、もしくは失明につながるおそれがありますの
で、サイドシールド付きの保護メガネを着用してください。
放射物の危険。
圧力下で放出される溶剤やガスまたは
飛んでくる破片によってけがをする場
合があります。
メンテナンス中は、すべての電力源を切断、減圧、ロックアウ
トしてください。
装置のメンテナンスを実施する前にすべての電力源を切断、減
圧、ロックアウトしないと、重傷や死につながるおそれがあり
ます。
騒音レベル。
装置の設定によっては、ポンプとスプレー装置のA特性音圧
85dB(A)を上回ることがあります。実際の騒音レベルは、ご要望
に応じて調整可能です。装置を使用中は必ず防音保護具を着用
することを推奨いたします。
緊急時に操作を停止する機能が整備さ
れている位置と停止方法を把握してお
いてください。
毎日装置を点検してください。
摩耗や破損している部品がないか、毎日装置を点検してくださ
い。装置の状態が不明確な場合は、操作しないでください。
装置の誤使用による危険。
装置の誤使用により、装置の破損や誤作動、予期せず動作が開
始することがあり、重傷につながるおそれがあります。
高圧に関する留意事項。
高圧は重症につながるおそれがあります。修理点検を行う前
に、圧力をすべて解放してください。ガンからのスプレー、
ホースの漏れ、破損した部品により、体内に溶剤が入り、極め
て深刻な傷害を引き起こすおそれがあります。
静電気、
溶剤は、静電気を発生させる可能性があるため、適切な場所に
接地した散布対象物、および作業領域内の他の導電性対象物を
介して、電気を放散する必要があります。不適切な接地または
火花は、火災、爆発、電気ショックなど危険な状態を引き起こ
し、重大な傷害をまねく可能性があります。
プロポジション65に関する警告。
警告:本製品には、カリフォルニア州において、がんや出産異
常、もしくはその他の生殖への危害につながることが明らかと
なっている化学物質が含まれています。
操作者のトレーニング。
組み立てた製品を操作する前に、捜査
担当者は全員必ずトレーニングをうけ
てください。
ペースメーカーに関する警告。
一部のペースメーカーの動作を妨げる
可能性のある磁場が発生します。
装置の保護装置を必ず所定の位置に取
り付けてください。
安全装置が取り外された状態で操作し
ないでください。
装置を絶対に改造しないでください。
メーカーからの書面による承認がない
限り、装置を改造しないでください。
指を挟む危険。
可動部は、指が押しつぶされる、もし
くは切断されるおそれがあります。稼
働部品がある場所はすべて指を挟む危
険があります。
http://www.carlisleft.com/
http://www.carlisleft.com/
77-3319 R1.4 3
JP
ポンプストローク: 50 mm
EV2-30 最大圧力: 2 MPa
EV2-30 流量 / サイクル: 0.75 L
吐出量 @ 20 HZ [10 サイクル/分] 7.5 L/m
吐出量 @ 80 HZ [40 サイクル/分] 30 L/m
入口接続: 'A'
1½インチ サニタリー継手
流出口接続: 'B'
最大ポンプ入力圧
0.2 MPa(30 psi)
サクション部に逆流防止弁(チェック弁付パ
イプなど)を取り付ける際は、圧力を逃がす
機器(リリーフ弁など)の追加をご検討くだ
さい。吸い込み圧力が0.2MPa以上になるとベ
ローズに問題が発生する恐れがあります。
ギア比: 56:1
ギアボックスオイル品質(EP ISO VG 220 鉱物オイル) 3.70 L
交流誘導モータ – 日本仕様
1.5Kw 4 極 1400 RPM 90L
400/200V 3PH 1.5 Kw @ 50/60HZ
耐圧防爆モータ
定格 20~80 Hz
ポンプ総重量(モータ含む) 250 kg
仕様
注記:
*「スマートモード」(閉ループ圧力モード)で使用する場合の圧力
・オープンループフローモードで使用する場合、最大使用圧力を0.2 MPa 低減
(例)EV2-30ポンプを24時間365日稼働させるための最大設定圧力は1.8 MPa
* モーター電圧については、代理店又はビンクス担当にご相談ください。
http://www.carlisleft.com/
http://www.carlisleft.com/
77-3319 R1.4 4
JP
セクション A-A
M6 六角ネジ
ポンプ接地用;
静電気が発生しないよう、ポンプフレームは必ず
適切に接地し配線してください。
寸法および取り付けの詳細
http://www.carlisleft.com/
77-3319 R1.4 5
JP
設置
■ 設置手順の概要
EV2-30ポンプユニットは、有機溶剤危険物第一種危険区域への設置用に設計されています。
電気配線を行う場合は、危険区域への設置に関する法規制に従ってください。
ローカル制御ボックスは、現場においてユニットの作動/停止を制御し、配電盤の役目を果たすため、できるだけ
ポンプの近くに設置することをお勧めします。
メインのポンプ制御盤は、必ず電気的に安全な区域に設置してください。
圧力スイッチ(または圧力調整バルブ)は出口マニホールドポートに接続し、塗料フィルターの詰まりなどでシス
テムに過剰な圧力が加わった場合にポンプを停止(または塗料圧を解放)するように設定してください。
これは、ポンプ機構を過負荷から保護するために必要です。圧力スイッチと圧力センサーを設置するためのアダプ
ターが用意されています(付属機具類を参照)。
スイッチは、必要な最大圧よりも0.1MPa高く設定することをお勧めします。
圧力スイッチの最大圧は、2.1MPaに設定してください。
ポンプの使用を開始する前に、圧力スイッチを装着して正常に機能することを必ず確認してください。
これを怠ると、ポンプの保証が無効になります。
圧力スイッチは、ポンプ同様危険域内に設置するために、本質安全のものをご使用ください。
また、作動中のモータを停止し、反応時間を最小にできる所に設置してください。
■ 電気部品の設置
・電動モータ
配管を洗浄する際は、専用のポンプをお使いください。
本ポンプを配管洗浄に使った場合、溶剤の種類によってピストンシールを膨張させ脈動を大きくする可能性が
あります。脈動が大きくなる場合は塗装作業の前に新品のピストンシールと交換してください。
モータはカムが時計回りになるように結線してください。
危険地域で使用される電気モータは、爆発の危険に関する公的な規則に準拠するように特別に設計されています。
不適切な使用や誤った接続、あるいは小規模であっても改造を施した場合は、信頼性が損なわれます。
危険区域での電気機器の接続と使用に関する作業標準に従ってください。
この種の機器の取り扱いは、これらの作業標準に精通し訓練を受けた人間だけが行ってください。
モータにはPTC温度センサー(サーミスター)が装備されています。
温度が設定値に達したら機器は直ちに抵抗を変えます。すなわち制御パネル内に取り付けられた適切な装置に接続
されており、過熱が発生するとモータを停止させます。
注記
http://www.carlisleft.com/
77-3319 R1.4 6
JP
設置
・インバータ
必要なインバータ設定 値
最大 Hz 出力 80 Hz
最小 Hz 出力 20 Hz
加速ランプ 5 秒
減速ランプ 0.1 秒
定格モータ出力 1.5 kW
定格モータ電流 3.73A
定格モータ力率 0.73
定格モータ効率 79.3%
定格モータ周波数 50/60 Hz
定格モータ電圧 400/200 V
定格モータ速度 1380 RPM
<ギアボックスベント穴解放方法>
ギアボックスは搬送中の油流出防止のため、上部プラグに棒状のゴム栓が取り
付けてあります。
ゴム栓付きプラグ
棒状のゴムを抜くと内部は大気圧となります。抜いている途中でゴムが切れた場
合は、細い棒を使用してナット孔から押し出して下さい。運転前に必ず行ってく
ださい。メンテナンス等でギアボックスを取り外す際は接着テープ等で穴を塞い
でください。
http://www.carlisleft.com/
kyokomizo
線
77-3319 R1.4 7
JP
部品 パーツ番号 説明 数量 備考
1 104218 EV2-30 機械駆動部アセンブリ 1
2 177049 M20 ワッシャ 1
3 177125 M8 x 25 六角穴付ボルト 7
4 177126 M20 x 45 六角穴付ボルト 1
5 195488 スペーサ 1
6 195490 ワッシャ 1
7 195492 トルクアーム 1
8 195500 PRV & EV2-30 マニホールドキット 1
9 195542 ATEX ギアボックス (日本モデル) 1
パーツリスト - ポンプアセンブリ
http://www.carlisleft.com/
77-3319 R1.4 8
JP
重要
グリース
ロックタイト
トルク
メンテナンスの順序
(組立と逆の手順)
内部グリース
(AGMD-010)
http://www.carlisleft.com/
77-3319 R1.4 9
JP
重要
グリース
ロックタイト
トルク
メンテナンスの順序
('組立と逆の手順)
内部グリース
(AGMD-010)
パーツリスト - 機械アセンブリ
部品 パーツ番号 説明 数量 備考
1 104216 流体セクション 1
2 104217 ドライブユニット 1
3 162726 32.92 x 3.53 Oリング 3
4 195489 トルクアームピン 1
5 195512 カバー(キャップ固定具付き) 2
メンテナンスの順序
(組立と逆の手順)
http://www.carlisleft.com/
77-3319 R1.4 10
JP
重要
最後の部品を締め付け、グリースニップルへのホース
接続を正しい方向にします。
ポンプが完全に組み立てられたら、
キャリッジ端を保持しているボルトを締めます。
グリース
ロックタイト
トルク
メンテナンスの順序
('組立と逆の手順)
内部グリース
(AGMD-010)
メンテナンスの順序
(組立と逆の手順)
http://www.carlisleft.com/
77-3319 R1.4 11
JP
パーツリスト - ドライブユニット
部品 パーツ番号 説明 数量 備考
1 0114-014179 M5 x 12 六角穴付ボルト(SUS) ST ST 1
2 163161 M8 ロックナット(SUS) 8
3 163952 M6 x 20 六角穴付ボルト(SUS)ST ST 12
4 164471 M10 x 20 六角穴付ボルト 4
5 165077 M14 スプリングワッシャ 4
6 165087 M6 スプリングワッシャ(SUS) 12
7 165100 M16 スプリングワッシャ(SUS) 1
8 165108 M8 スプリングワッシャ(SUS) 8
9 165552 M6 x M20 六角穴付ボルト 16
10 165592 M16 x 50 六角穴付ボルト 24
11 165660 M8 x 16 グラブネジ 8
12 165663 M8 x 30 グラブネジ (SUS) 8
13 165978 M14 x 40 六角穴付ボルト(SUS) 4
14 177006 M10 スプリングワッシャ(SUS) 4
15 177020 M8 ワッシャ 8
16 DVX-364 M8 x 20 六角穴付ボルト(SUS)ST ST 8
17 192400 ボタンヘッドキャップスクリュー 8
18 192441 M16 アイボルト 1
19 192616 ベアリングキャップ 1
20 192617 ベアリングクランプ 1
21 192639 Ø50 x Ø110 x 44.4 ボールベアリング 1
22 192640 Ø45 x Ø110 x 36 ローラーベアリング 1
http://www.carlisleft.com/
77-3319 R1.4 12
JP
パーツリスト - ドライブユニット
部品 パーツ番号 説明 数量 備考
23 192643 リニアベアリングロッド 4
24 192644 Ø58 x Ø80 x 8 シール 1
25 192645 Ø100 x Ø2.5 Oリング 1
26 192650 グリースニップル 3
27 192651 1/8㌅ プラグ 2
28 192653 Ø12 x 30 ダウエルピン 8
29 192655 M8 ベアリングロックナット 1
30 192661 1/8㌅ / 6mm エルボ継手 4
31 192662 Ø6 グリースホース 2
32 192668 クランプアセンブリ 2
33 192752 1/4 / 10mm エルボ継手 2
34 193102 キャリッジスプリングロッド 4
35 193104 キャリッジスプリング 8
36 193105 スプリングキープアセンブリ 8
37 194540 スペーサ 8
38 194820 グリースニップル 2
39 195486 カムシャフトアセンブリ 1
40 195491 キー 1
41 195493 ベースプレート 1
42 195494 トッププレート 1
43 195496 レッグ(左) 1
44 195497 レッグ(右) 1
45 195499 支持具 2
46 195501 ドライブプレート 1
47 195503 漏れ検出ホース 1
http://www.carlisleft.com/
77-3319 R1.4 13
JP
パーツリスト - ドライブユニット
部品 パーツ番号 説明 数量 備考
48 195507 サイドプレート 1
49 195511 キャリッジアセンブリ 4
50 165959 M6 ワッシャ(真鍮) 2
51 165958 M6 x 20 止めネジ(真鍮) 2
パーツリスト - キャリッジアセンブリ
部品 パーツ番号 説明 数量 備考
1 163152 M16 ロックナット 1
2 165108 M8 スプリングワッシャ(SUS) 6
3 165552 M8 x 20 六角穴付ボルト 2
4 165553 M8 x 25 六角穴付ボルト 6
5 192607 ミドルキャリッジ 1
6 192608 LHキャリッジエンド 1
7 192609 RHキャリッジエンド 1
8 192610 カムフォロアピン 1
9 192611 フォロアガードワッシャ 2
10 192612 フォロアナットワッシャ 1
11 192615 リニアベアリングスペーサ 2
12 192618 キャリッジアダプタ 1
13 192641 Ø72 x Ø30 x 29 カムフォロア 1
14 192642 リニアベアリング 4
15 192649 1/8㌅ グリースニップル 2
16 192652 Ø47 x 1.75 内径用止め輪 4
http://www.carlisleft.com/
77-3319 R1.4 14
JP
重要
グリース
新しいベアリングの取り付け時:ベアリングの内
部からシールを外し、中央のスペーサを通る正し
いグリースの供給路を確保してください。
ロックタイト
トルク
メンテナンスの順序
('組立と逆の手順)
内部グリース
(AGMD-010)
機械の組立終了時に締め付けた
ボルトは緩んだままです。
ベアリングを正しく向けて、ボディに
沿った黒い部分をブロックの側面に合
わせます。
メンテナンスの順序
(組立と逆の手順)
http://www.carlisleft.com/
77-3319 R1.4 15
JP
重要
グリース
ロックタイト
トルク
メンテナンスの順序
('組立と逆の手順)
内部グリース
(AGMD-010)
パーツリスト - シャフトアセンブリ
部品 パーツ番号 説明 数量 備考
1 165571 M10 x 70 六角穴付ボルト 20
2 192600 等速カム 2
3 192604 ミドルシャフト 1
4 192606 ベースシャフト 1
5 195487 ドライブシャフト 1
2つ目のカムと180度位相をずら
して最初のカムを配置します。
メンテナンスの順序
(組立と逆の手順)
http://www.carlisleft.com/
77-3319 R1.4 16
JP
1 2 3
1 カムのラジアルピッチオフセット
2 バイス(平面上)にアセンブリ工具 (502512) を保持し、ミドルシャフトを取り付けます。
カムをミドルシャフト上に配置します(「TOP」の刻印が下向き、すなわちアセンブリツールの方向を
向くようにします)。
3 ベースシャフトをカムの上に配置し、穴とねじをM10 x 70六角穴付ボルトに位置合わせし、ロックタ
イト 243を使用して65Nmで締めます。
アセンブリをアセンブリ工具から持ち上げ、アセンブリを回転して工具に戻し、アセンブリを完成させ
ます。
2番目のカムを (シャフトに面して「TOP」の刻印)配置し、カムが最初のカムからのピッチから半径方向に
5つの穴であることを確認します。
シャフトアセンブリ アセンブリ工具
手順 - シャフトアセンブリ
http://www.carlisleft.com/
77-3319 R1.4 17
JP
パーツリスト - 流体セクション
部品 パーツ番号 説明 数量 備考
1 160539 ボールチェックスプリング 2
2 163921 M6 x 25 六角穴付ボルト(SUS) 8
3 165044 M12 スプリングワッシャ(SUS) 16
4 165087 M6 スプリングワッシャ(SUS) 8
5 165108 M8 スプリングワッシャ(SUS) 8
6 165957 M8 x 90 六角穴付ボルト(SUS) 8
7 165960 M12 x 40 六角穴付ボルト(SUS) 16
8 171788 Ø1 3/8㌅ボール (SUS) 2
9 192505 Ø12.42 x 1.78 Oリング 4
10 192551 1/4㌅ BSP 六角プラグ 4
11 192620 インレットシリンダー 1
12 192624 アウトレットブロック 1
13 192625 アウトレットキャップ 2
14 192626 アウトレットケージ 2
15 192630 アウトレットスプリングキープ 2
16 192632 シート 2
17 192647 Ø50.5 x 2.62 Oリング 4
18 192648 Ø41.0 x 1.78 Oリング 2
19 192679 シャフト/ベローズアセンブリ 2
20 194237 ピストンシール 2
21 195845 Ø100 ピストンアセンブリ 2
22 195502 アウトレットシリンダー 1
➊
http://www.carlisleft.com/
77-3319 R1.4 18
JP
重要
グリース
ロックタイト
トルク
メンテナンスの順序
('組立と逆の手順)
内部グリース
(AGMD-010)
メンテナンスの順序
(組立と逆の手順)
http://www.carlisleft.com/
77-3319 R1.4 19
JP
パーツリスト - ピストンアセンブリ
部品 パーツ番号 説明 数量 備考
1 160539 ボールチェックスプリング 1
2 162805 Ø63.17 x 2.62 Oリング 1
3 162807 Ø63.18 x 2.63 Oリング 1
4 162854 Ø63.19 x 2.64 Oリング 1
5 171784 ボール(SUS) 1
6 192629 インレットスプリング押え 1
7 192631 ピストンインレットシート 1
8 193626 Ø100 フルイドピストン 1
9 195844 ボールケージ 1
ボールケージを締めたりピストンか
ら取り外す際には32mmの六角ソケッ
トを使用してください。
重要
グリース
ロックタイト
トルク
メンテナンスの順序
('組立と逆の手順)
内部グリース
(AGMD-010)
メンテナンスの順序
(組立と逆の手順)
➊
http://www.carlisleft.com/
JP
77-3319 R1.4 20
パーツリスト - シャフト&ベローズアアセンブリ
部品 パーツ番号 説明 数量 備考
1 192374 リテイニングナット 1
2 192579 ベローズ 1
3 192627 ベローズスペーサ 1
4 192628 シャフトシール 1
5 192619 ピストンシャフト 1
6 502377 ベローズ取り付け工具 1 工具
7 502382 ベローズ組付け栓 1 工具
ベローズ組み付け栓⑥を(グ
リースAMGD-010塗布)ピスト
ンシャフトにねじ込みます。
ベローズ組み付け工具⑦を使用
し、ベローズ内側にあるでっぱ
りがシャフトの溝にくるまでベ
ローズを圧入します。
ベローズの先端にロックタイト
(572)を薄く塗り、リテイニ
ングナット(1)を押しながら
ベローズにねじ込みます。この
時ナットがネジ山に正しく当
たっていることを確認します。
ベローズが動かないよう保持
し、対辺1㌅のスパナを使って
ナットがベローズのショルダー
部に当たるまでナットを締め付
けます。
メンテナンスの順序
(組立と逆の手順)
http://www.carlisleft.com/
http://www.carlisleft.com/
JP
77-3319 R1.4 21
部品 パーツ番号 説明 数量 備考
1 104168 1.5㌅ スマートポンプPRV 1 *
2 192008 1.5㌅ サニタリーガスケット - PTFE 6
3 192009 1.5㌅ サニタリークランプ 6
4 192029 2㌅ サニタリーガスケット - PTFE 2
5 192544 2㌅ サニタリークランプ 2
6 193746 1.5㌅ サニタリーエルボ 3
7 194103 2㌅- 1.5㌅ サニタリーレデューサー 2
8 195513 サイドアウトレットベンド 1
* 詳細は、圧力リリーフバルブサービスマニュアル(別冊)を参照してください。
パーツリスト - PRVおよびマニホールアセンブリ
http://www.carlisleft.com/
http://www.carlisleft.com/
JP
77-3319 R1.4 22
重要
グリース
ロックタイト
トルク
メンテナンスの順序
('組立と逆の手順)
内部グリース
(AGMD-010)
メンテナンスの順序
(組立と逆の手順)
http://www.carlisleft.com/
77-3319 R1.4 23
JP
メンテナンス
メンテナンス一般
動作寿命、すなわち塗料ポンプ内の部品の交換時期までの予測される寿命は、次の3つの要因に大きく左右され
ます:
ポンプで送りこむ液体の摩耗性
ポンプのサイクル数
流体圧力の出力要件
ポンプ内の他の構成要素よりも上記の基準により大きな影響を受ける2つのコンポーネントは:
メインピストンシールとカムフォロアです。
推奨スペア部品キットに加えて、これらの2つの部品をスペア部品としてストックすることが推奨されます。
注記
不意に起動しないよう、メンテナンスの前に、必ずポンプの電源を切ってください。
http://www.carlisleft.com/
77-3319 R1.4 24
JP
メンテナンス
メンテナンスのスケジュール
点検 作業
毎日 流体の漏れを確認します。
毎週
過剰な機械音がしないか確認します。
流圧が過剰に変動していないか確認します。
ギアボックス内のオイルレベルを確認します。
ギアボックスの温度を確認します。
(過熱しているかどうか)
3ヵ月に一度
4個のカムフォロワベアリングにグリース(502375)を塗布します。
ポンプ作動中に行います。標準グリスガン(標準コレットコネクタを装
備したもの)を使って約8ストローク注入します。
6ヵ月に一度
8カ所のリニアベアリングにグリス(502375)を注入します。ポンプを停止させ
た状態で行います。標準グリスガン(フックコネクタを装備したもの)を使っ
て約15ストローク注入します。
メインシャフトベアリングにグリス(502375)を塗布します。
カムとカムフォロワの摩耗を点検し、過度に摩耗している場合は交換します。
年に一度
ピストンを検査し、ピストンシール/ベローズ/スプリングを交換します。
ピストンを検査し、アウトレットボールを確認し、必要に応じて交換します。
リニアガイドベアリングおよびガイドレールの過度の摩耗を点検します。
カムおよびカムフォロアの過度の摩耗を点検し、過度の摩耗が見える場合は交換
します。
5年ごと
メインシャフトベアリングを交換します。リニアガイドベアリング、ガイドレー
ル、およびカムに過度の摩耗が見られる場合は交換します。
カムフォロアベアリングには502375(KP2N-20 DIN 51825)グリースのみを使用してください。
http://www.carlisleft.com/
77-3319 R1.4 25
JP
ギアボックス
2000 時間ごとにオイルシールとガスケットの良好な状態を確認します。
メンテナンス
ギアボックスは工場出荷時にオイルが供給されており、保守点検は不要です。
しかし、シールの漏れが始まり、オイルレベルが低下した場合、ユニットの一般的な整備として、問題のある
シールとオイルの両方を交換する必要があります。
オイルを排出し、メンテナンスを行い、オイルを充填するため、ユニットを取り外す必要があります。
注記 :
一般的な整備は、認定されたATEX認定のサービス担当者または企業が実施する必要があります。
オイルを交換する場合は、排出用プラグの下に適切な容器を置きます。
注記 :
より簡単に排出するために、オイルを温める [40 ~ 50 ℃] ことが推奨されます。
新鮮なオイルを充填した後、レベルをおよび排出プラグを元に戻し、オイルのこぼれを取り除きます。
メンテナンス - ギアボックス
警告
停止と隔離の後、装置が十分に冷却されるまで待機します。
http://www.carlisleft.com/
77-3319 R1.4 26
JP
機械
症状 考えられる原因 対応策
ギアボックスモーターが動作してい
るが、出力シャフトが回転しない
歯車ユニットのシャフト間の駆動が
中断されている
修理のためにユニットを返送し、
ギアボックスを交換します。
ギアボックスオイルの漏れ
• ギアユニットカバーから
• モーターフランジから
• ギアユニットフランジから
• 出力オイルシールから
a) ギアユニットカバーのガスケッ
トに欠陥がある
b) ガスケットに欠陥がある
c) ギアユニットが換気されていな
い
a) ギアユニットカバーのネジを締
めます。
b) ギアボックスを返送します。
c) ベンチレータの汚れと装着具合
を点検し、詰まりがないか確認
します。
ベンチレーターからギアボックスオ
イルが漏れている
ユニットにオイルが過剰充填されて
いる
オイルレベルを確認、修正します。
カムフォロアベアリングから熱/
ノイズが発生している
ベアリングを潤滑する必要がある
ベアリングに注油、または損傷が大
きすぎる場合は交換します。
キャリッジのカムとの接触が維持さ
れない
a) スプリングの張力が不足してい
る
b) 流体シールの摩擦またはピスト
ンの動きが妨げられている
a) スプリングを確認、交換します。
b) フルイドセクションを確認しま
す。
切り替え時に大きなノイズが発生す
る
a) スプリングの張力が不足してい
る
b) フルイドシールの摩擦またはピ
ストンの動きが妨げられている
a) スプリングを確認、交換します。
b) ピストンシールを点検、交換し、
ピストン表面コーティングに損
傷がないかを確認し、アウトレ
ットシリンダーの穴に残留物が
詰まっていないことを確認しま
す。
トラブルシューティング
http://www.carlisleft.com/
77-3319 R1.4 27
JP
トラブルシューティング
流体セクション
症状 考えられる原因 対応策
ポンプが「プライミング」しない
a) 吸引ホース/マニホールドに空気
が入っている
b) ピストンシールが摩耗している
c) ボールチェックが正しい位置にな
い
a) Oリングとホースの接続を確認し
ます。
b) ピストンシールを交換します。
c) ボールとシートを点検、清掃、
または交換します。
ポンプが動作しない
a) 電源が入っていない
b) インバータユニットまたは安全イ
ンターロックが「トリップ」した
a) 電源を確認します。
b) インバータと故障状態を確認し
ます。
ポンプは稼動しますが、圧力がかか
らない
a) ピストンシールが摩耗している
b) インバータユニットまたは安全イ
ンターロックが「トリップ」した
c) PRVシートに損傷がある
a) ピストンシールを交換します。
b) ボールとシートを点検、清掃、
または交換します。
c) PRVシートの表面に損傷がな
いか点検します*
内部カバーからの塗料が漏れている ベローズシールの不具合
ベローズシールを交換、ピストン
シールを確認し、必要に応じて交換
します。
圧力脈動が過剰
a) ボールチェックが正しい位置にな
い
b) メインシャフトベアリングが摩耗
している
c) カムフォロアが摩耗している
d) カム方向に誤りがある
a) ボールとシートを点検、清掃、
または交換します。
b) メインベアリングを点検、洗浄
するか交換します。
c) カムを交換します。
d) 16ページの手順に従って、シャ
フトアセンブリを取り外し、組
み立て直します。
* 詳細は、PRVサービスマニュアル(別冊)を参照してください
http://www.carlisleft.com/
77-3319 R1.4 28
JP
主な整備後のテストと潤滑
1 ポンプを塗装システムに接続します。
2 電気モータを適切な電源に接続します。
3 ギアボックスベントプラグを取り付けるか、ゴム栓を取り外します。
4 塗装システムをオンにし、背圧レギュレータをゼロに設定します。
5 ローカル隔離マウントスイッチでポンプをオンにします。
閉じた(「バルブオフ」)インレットまたはアウトレット接続でポンプを稼働させないでください
6 システム内に残ったエアを排出するよう、ポンプを60~80 Hzで約10分間稼動させます。
漏れや機械的な騒音がないことを確認します。
システム圧力を下げるため、必要に応じて、システムから塗料を取り除いてください。
7 動作中、標準的なカートリッジグリースガン(502373)の8ストロークのグリース(502375)をカム
フォロアベアリングに塗布します。
8 動作中、メインシャフトベアリングにグリース(502375)を塗布します(新しいベアリングにはグリー
スガンの40 ストローク、使用中のベアリングには6ストローク)。
9 ポンプを20サイクル/分 [50 HZ] で作動させ、背圧を1MPaに上げて1時間運転します。
漏れや機械的な騒音がないことを確認します。
流体排出
流体および溶剤の製造業者の推奨する保護眼鏡、手袋、衣服、マスクを常に着用してください。
1 ポンプを停止します(電気モータをオフにします);
塗料供給を隔離し、漏れを防ぐためにホースの下に適切な容器を置きます。
2 インレットホースとアウトレットホースを取り外し、適切な容器にしっかりと固定します。
3 ポンプを起動し、低速 [20 Hz] で 1 分間運転します。
ポンプは大部分の塗料を取り除きますが ;
流体シリンダおよびマニホールド内には一部の材料が残ります。
4 最後にポンプから塗料を除去する必要がある場合は、供給ホースを互換性のある溶媒に入れ、十分にき
れいになるまでポンプを運転してください。
テストと潤滑
重要
テストと潤滑 - 資格のある担当者のみ
警告
http://www.carlisleft.com/
77-3319 R1.4 29
JP
EV2-30ポンプ用の推奨交換用スペアパーツとキット
キット番号 パーツ番号 説明 備考
# 192600 等速カム
# 193626 Ø100 ピストン
# 192688 自動潤滑キット
250806 フルイドセクションシールキット
250807 フルイドセクションオーバーホールキット
250609 ベローズ交換キット
250597 カムフォロアベアリングキット
250598 リニアガイドとロッドキット
250599 メインベアリングオーバーホールキット
スペアパーツリスト
キットに含まれる個々のパーツに関する詳細は、メインパーツリストをご確認ください
http://www.carlisleft.com/
77-3319 R1.4 30
JP
パーツ番号 説明 備考
192800 スマートカード
502373 カムフォロア用グリースガン(およびメインベアリング) サニタリークランプ
502514 リニアベアリング用グリースガン (300mm 延長) コレットコネクタ
502375 カムフォロア用グリース(およびメインベアリング)
502376 リニアベアリング用グリース
502144 圧力スイッチ
192720 センサーマニホールド
192547 圧力センサー [4~20mA / 0~25 バール] フックコネクタ
192008 1.5㌅ サニタリーガスケット
192009 1.5㌅ サニタリークランプ
アクセサリー
http://www.carlisleft.com/
77-3319 R1.4 31
JP
アクセサリー
パーツ番号 説明 備考
192450 M8 カバー用 Torx セキュリティドライバ (新しいポンプに装備)
502377 ベローズ組み付け工具
502382 ベローズ組み付け栓
502509 下部ベアリングロックナットツール
502510 上部ベアリングプレス工具
502511 下部ベアリングプレス工具
502512 CVカム・シャフトアセンブリツール
502813 16mm シャフト工具
502886 ピストンアセンブリジグ(新しいピストン)Ø100
95mm - 100mm ピンCスパナ
Pin C spanner
502886
-
http://www.carlisleft.com/
77-3319 R1.4 32
JP
http://www.carlisleft.com/